フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
作家インタビュー 芥川賞作家藤沢周氏をお招きしました

 
 9月19日(金)、文学部教授の島村輝先生のご紹介で芥川賞作家の藤沢周先生をお招きし、読プロメンバーがインタビューを行いました。
 子どもの頃の思い出、高校生のときに文章を書き始めることになったエピソード、1998年芥川賞作品『ブエノスアイレス午前零時』を執筆したときのこと、受賞時の気持ち、本名で活動しているが著名な作家と名前が似ていることによる周囲の反応、鎌倉に住むことになったきっかけ、などユーモアを交えてたくさんのお話をしてくださいました。
 インタビューの終りに色紙をお願いすると、サインとともに「言葉開世界起」と書かれました。道元に「花開世界起」という言葉があり、「花が開いてそこから世界が起ちあがっていく」という意味で、藤沢先生は「言葉を扱う者として、『花』を『言葉』に変えて書き ました」と説明してくださいました。色紙は図書館2階RPコーナーに展示してありますので、図書館でぜひ実物をご覧ください。
 また、インタビューの内容は大学祭で展示する予定です。こちらもお楽しみに。


Copyright(c) since 2000 Ferris University Library. All Rights Reserved.