緑園キャンパスのある横浜市泉区で8月19日（月）から5日間にわたって読書推進活動「泉区役所読書Week！」が行われました。読書運動プロジェクトのメンバーは2日目に読み聞かせと朗読で参加しました。

　絵本の読み聞かせには、開始時間前から楽しみに来場してくれた小学生を始め、お母さんに抱っこされた小さなお子さんまでが、興味津々で集まりました。絵本を読むのは前期に菊地彰子先生の「読み聞かせレッスン」を受講した学生たちです。

　絵本を読んだ学生は、レッスンで習った手遊び歌を披露。全員で手を使って歌を歌ったら一気に場の空気が和み、その後の絵本にも集中して耳を傾けることができました。

　つづいては朗読。芥川龍之介の「杜子春」を重厚感たっぷりに読み上げました。マイクを使わず肉声のみで「杜子春」の世界を表現するので、生の声の抑揚が肌に直に伝わり、より想像力が掻き立てられます。恐ろしい地獄の様子が生々しく迫力いっぱいに表現されていました。最後には、指導者の鈴木千秋先生が「月売りの話」（竹下文子作）を読み、その場にいた全員がプロの声音に圧倒されました。

　暑い中お越しくださった一般のお客さまを前に、日ごろの練習成果を存分に発揮することができ、とても有意義な一日でした。

末っ子「ティッチ」、お兄ちゃん
お姉ちゃんがうらやましいね

「杜子春」が次にどんな目に遭うのか、
ハラハラドキドキ