フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
2007読書シンポジウム報告-31
◆ 講師紹介 ◆
◇ 松田哲夫 ◇
株式会社筑摩書房専務取締役。ちくまプリマー新書編集長。
70年、筑摩書房に入社。『ちくま文学の森』、『ちくま日本文学全集』、
赤瀬川原平『老人力』、藤原正彦・小川洋子『世にも美しい数学入門』、
天童荒太『包帯クラブ』などの話題作を編集。「ちくま文庫」「ちくまプリマー新書」を創刊。
86年、赤瀬川原平、藤森照信らと路上観察学会を結成し事務局長に。
96年からTBS系テレビ「王様のブランチ」の本のコーナーのコメンテーターに。
著書に、『印刷に恋して』(2002年・晶文社)、『編集狂時代』(2004年・新潮文庫)、
『「本」に恋して』(2006年・新潮社)などがある。

◇ 津野海太郎 ◇
評論家。『本とコンピュータ』編集長、和光大学表現学部教授。
1965年〜1998年まで晶文社の編集責任者として雑誌『ワンダーランド』他、
多くの本の刊行に関わる。1969年〜雑誌『本とコンピュータ』総合編集長に就任。
編集、出版と平行して1960年代後半から1980年代半ばまで劇団「六月劇場」
「黒テント」でプロデューサー、演出家として活動。2003年、坪内逍遥伝『滑稽な巨人』で
新田次郎文学賞受賞。主な著作に『歩く書物』『本はどのように消えてゆくのか』
『新・本とつきあう法』『だれのための電子図書館』『本が揺れた』『読書欲・編集欲』
『悲劇の批判』『門の向うの劇場』『ペストと劇場』『小さなメディアの必要』
『本とコンピューター』『コンピューター文化の使い方』『物語・日本人の占領』
『歩くひとりもの』『品格なくして地域なし』『滑稽な巨人―坪内逍遥の夢』
(2003年新田次郎文学賞受賞)ほか


◇ 三田村雅子 ◇
フェリス女学院大学教授。同大学附属図書館長。
1985年フェリス女学院大学文学部助教授、のち教授。
2003年度より読書運動プロジェクトの主なメンバーとなり、これを推進。
「物語研究会」の創立初期からのメンバー。『源氏物語』『枕草子』を主な専門とし、
王権論、身体論などの観点から研究を行う。河添房江らと『源氏研究』の責任編集。
2004年5月から2007年11月まで『新潮』で「<記憶>の中の源氏物語」を長期連載。
現在の源氏研究の最先端にいる。日本文学協会委員長。
著書に『枕草子 表現の論理』『源氏物語 感覚の論理』『源氏物語―物語空間を読む』、
『源氏物語絵巻の謎を読み解く』(三谷邦明との共著)などがある。
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