フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
32-5・特集.2 書店のオススメの本-1
2006年5月31日発行読書運動通信32号掲載記事9件中5件目
特集:1・就職/2・書店のオススメの本
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『ダヴィンチ・コード/上・中・下』 ダン・ブラウン著 角川文庫
このたび映画化され、爆発的に売り上げを伸ばしている『ダヴィンチ・コード』。
この作品はカトリック系の一部の国では排斥運動が起こるなど、問題作とも言われていますが、
作者であるダン・ブラウンは娯楽作品として読んで欲しいとコメントしているそうです。
この小説は、謎解きが少々複雑な面もあり、「わかりやすくなければ読みたくない」という人には
あまりオススメできませんが、「謎解き大好き」という方には是非挑戦していただきたい1冊です。
夜のルーブル美術館で館長が殺害されるという事件が起った。
暗号解読者であり被害者の孫娘でもあるソフィーは、相棒で象徴学舎のラングトンと、
事件の容疑者にされながらも調査を続け、恐るべき秘密を発見する。
それは、キリストに関することであり、殺された館長が長い間守りつづけてきたものであった。
次々と振りかかる危機を間一髪ですり抜けながら、ソフィーとラングトンは、
謎に呼ばれるように、知的冒険の旅に乗り出していく。
ミステリーと、西洋史の謎とを組み合わせた非常に面白い1冊で、
先が気になって読むのを止められなくなってしまうかもしれません。
関連した本もたくさん発売されていますので、それと合わせて読めばヨリ深く作品を理解し、
楽しめることでしょう。ただし、ラストがやや物足りない感じなのが少々残念でした。
(N書店 Y)
* 私、高松がアルバイトをしている書店の販売員さんにご寄稿いただきました。  
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