フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
2004年度20-2・特集 クリスマスにお勧めの一冊-3
2004年12月20日発行読書運動通信20号掲載記事3件中2件目
特集:クリスマスにお勧めの一冊
*この記事は1〜8まであります。
★『Good Luck』 アレックス・ロビラ/フェルナンド・トリアス・デ・ベス/著
田内志文/訳

それは54年ぶりの運命の再会だった――。
よく晴れたある春の日の午後、セントラルパークのベンチに座っていた
初老の男マックスの隣に、同年輩の男が座った。
それは少年時代の親友であったジムだった。
ジムの一家は十歳のころにマックスに黙って引っ越していってしまい、
それ以来連絡がなかった。
ひとしきり昔話に花を咲かせた後、ジムは自分の現状をマックスに話し、
最後にこう嘆いた。
「僕も、君みたいに運さえあったらなあ……」
vv それを聞いたマックスは、祖父から聞いたある話をジムに話した……。
落ち込んでいるときに読んでも、幸せなときに読んでも心温まる物語です。
「努力すれば報われる」ではないですが、ほんの少しだけ、
「もうちょっと頑張ってみようかな」と思えます。
装丁は赤と緑のクリスマスカラーで、カバーはリバーシブル。
気分によってカバーを変えるのもいいかもしれません。
クリスマスにぴったりな一冊です。(柿沼 友香) 三浦)私もこの本をお勧めします。下記を参照してください。
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