フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
31-11・私たちの《今》を読む
2006年4月25日発行読書運動通信31号掲載記事14件中11件目
  特集:キャンパスライフ
お知らせ:新年度テーマ・イベント情報・読書会・映画会・コンクール
 
私たちの《今》を読むコーナーのポップについて
緑園図書館2階エントランスホールに「私たちの今を読む」というコーナーがあります。
このコーナーは、本学学生、院生を対象に行った「読みたい現代作家の作品」という
アンケートの結果を受けて購入した図書と、全学学生、教職員から寄贈された
「友人知人に読ませたい本」で成り立っています。
最近、このコーナーの、向かって右側の書架の上に手書きポップが
展示されているのをご存知でしょうか。

☆はじまりは、一枚のアンケートから

 読書運動プロジェクトが行ったアンケートに、ある日舞い込んだ意見、
それがこのポップのはじまりでした。
「本屋さんにあるようなポップを、『私たちの《今》を読む』コーナーにも
置いて欲しい」
読書運動プロジェクトは、学生のみなさんあってこそ、
学生のみなさんと一体になってこその活動です。
これは早速取りかからねば!と、4月よりスタートした「ポップづくり」なのです。

☆私たちの《今》を読むコーナーのポップ

 そもそも、「私たちの《今》を読む」コーナーは、
学生への購入希望図書アンケート結果と、全学から寄贈された
「友人知人に読ませたい本」を元に設置されたものです。
ですから、このコーナーは読書運動プロジェクトの主柱といえます。
2004年度データでは、貸出しランキング上位50位までの57冊中22冊が
このコーナーの図書であり、22冊のうち13冊は読書運動プロジェクトが
テーマとして取り扱った、宮部みゆき、村上春樹の著書でした。
そこにさらにメンバーが手作りしたポップを置く。
このコーナーをさらに「私たち」のものにしようという意気込みが、
このポップなのです。

☆まだまだ始まったばかり

とはいえ、まだまだこのポップの効果は見えてきませんし、
ポップを作っている読書運動プロジェクトメンバー一同、右も左もわかりません。
現在書店でアルバイトをしているメンバーにポップづくりについて指導を受け、
なんとか第一弾が展示できました。現在は第二弾を展示中です。

☆展示中の図書

・4月7日〜シリーズもの

『空色勾玉』『ネシャンサーガ』『十二国記』の三作品

・五月八日〜宮沢賢治

『銀河鉄道の夜』『ポラーノの広場』『賢治草紙』『注文の多い料店考』
『〈ゴーシュ〉という名前』

☆ぜひご意見を!

 第三弾からもひきつづき、テーマを決めて選んだ3〜5作品のポップを
展示していきます。
「こんなテーマで取り上げてほしい」「ぜひこの作品にポップをつけて!」
そんなみなさんのご意見、お待ちしています。
図書館入り口付近にある、アンケート用紙にご記入・ご投稿をお願いします。

☆イベントへの参加もお待ちしております

 ポップづくりは読書運動プロジェクトの取り組みのひとつです。
読書運動プロジェクトでは、そのほか様々なイベントを行っています。
今年のテーマは「宮沢賢治〜イーハトーブの迷宮をぬけて〜」で、
フェリスの《一冊》の本は「銀河鉄道の夜」です。
関連した講演会・読書会・朗読会・映画上映会・コンクールを開催していますので、
ぜひお気軽にご参加ください。
こちらも、プロジェクトチーム一同お待ちしております!(日文3年吉澤小夏)
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