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2004年6月10日発行読書運動通信17号掲載記事3件中1件目
特集:先生方の一冊
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6月になり、梅雨の季節となりました。
雨は鬱陶しいから嫌だという声をよく耳にします。
確かに鬱陶しいと感じる雨ですが、その中から美しさを探してみるのも
面白いのではないでしょうか。和漢朗詠集にこのような歌があります。
あをやぎの 枝にかかれる 春雨は 糸もて貫ける 玉かとぞ見る
訳は、
「芽を出した青柳の枝に春雨が降りかかって露のかたちとなっているのは、
まったく糸で真珠のつぶつぶでも貫いたように見えるよ」
となります。
皆さんも雨をただ鬱陶しいと感じるだけではなく、
そこから何か新しいことを発見したり、感じたりしてみてはいかでしょうか。
今回は英文学科の井上勝先生の文章を掲載します。
井上先生はアンケートではなくご自分の体験も踏まえた
本の紹介を書いてくださいました。
井上先生の文章に私は一行目から引き込まれてしまいました。
皆さんも是非この文章を読んでアメリカ文学に興味をもってみてはいかがでしょうか。
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