フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
2004年度18-2・特集 先生方の一冊-2
2004年7月7日発行読書運動通信18号掲載記事3件中1件目
  特集:先生方の一冊
*この記事は1-4まであります。
読書運動通信18号は、先生方に行ったアンケートの回答の第4回目です。
今回は国際交流学部の早川先生と馬橋先生、春木先生の回答を掲載しております。

質問]
1. 好きな本や作家について、ご自由にお書きください。
2. 今、フェリスの学生に薦めたい本があればお書きください。
3. 先生の「青春の一冊」及び、その本にまつわるエピソードをお書きください。
4. 今から読みたいと思っている本があればお書きください。

*回答は先生からいただいたものをそのまま載せています。

国際交流学部 馬橋憲男教授
1. 好きな本や作家について、ご自由にお書きください。

「読書」という言葉にいつも威圧されてしまいます。
「読書」と呼べるほど好きな作家がいないし系統だったスタイルを
持ってないからです。世間で評判になっている近刊書を野次馬根性よろしく、
ジャンルを問わず、適当に、しばしば思いつきで読むくらいです。
自分の専門分野での本については、常にアマゾン・コムで
最新刊をチェックしています。
こうした私もそう遠くない20〜30代の頃は本を読むのが好きでした。
夜、仕事から帰ると誰もいないアパートで布団に入って読みふけっていました。
一人の作家の作品を片っ端から。その最後は開高健でした。
彼の言葉に研ぎ澄まされた刀のような切れ味を感じたのです。
私も釣りが趣味だったことも一因だったと思います。
彼の没後は、このような作家に出会えないから、
と勝手な口実をつくり読書から遠ざかっています。

三浦)片っ端から読める作家がいらっしゃるなんてすごいです。
私はまだそのような作家に出会っていないので是非出会いたいです。

2. 今、フェリスの学生に薦めたい本があればお書きください。

特にありません。学生の皆さん一人ひとりが自ら手にした本こそが
推薦の本だと思います。

三浦)自ら手にした本は確かに自分自身へのお勧めの本ですよね。
私は今までこういう風に考えたことがなかったのですごく新鮮でした。
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