フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
2004年度19-1・はじめに
2004年11月5日発行読書運動通信19号掲載記事2件中1件目
特集:先生方の一冊  
早くも11月、紅葉の便りもちらほらと聞かれるようになった今日この頃ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
季節の変わり目には体調を崩しやすいものですので、
体をいたわりつつ大学祭頑張ってくださいませ。
さて、万葉集に

秋山の 黄葉をしげみ 惑ひぬる 妹を求めむ 山道知らずも
(一に云ふ、「路知らずして」)

という柿本人麻呂の歌があります。
訳は、
「秋山のもみじがいっぱいなので迷い込んでしまった 妻を捜しにゆく
その山道もわからない」
というものです。
この歌は黄葉を散りゆくものの象徴として人の死に結びつけています。
皆さんもただ紅葉を美しいものとして捉えるだけではなく、
そこからさらに散ってゆくものに思いを馳せて秋の夜長を楽しんでみては
いかがでしょうか?
今回は先生方に行ったアンケートの最終回です。
英文学科の新川先生、榎本先生、大林先生、バーレイ先生、
ポール・デル・ロサリオ先生、国際交流学部の荒井先生、
そして匿名で回答をお寄せくださった3人の先生方です。
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