フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
28-6・西村先生講演会アンケート
2005年8月5日発行読書運動通信28号掲載記事8件中6件目
特集:1・読書感想文コンクール入選者発表
   2・西村先生講演会アンケート
募集:朗読会朗読者求む!
   3・私たちの<今>を読む新規購入図書
西村先生講演会・アンケートより
 前号で西村先生の講演会の記録を掲載しましたが、
今回は来場者の方々に対するアンケートから、感想を掲載いたします。
前号とあわせてご覧下さい。大変有意義なご講演に、
多くの方々が深い感銘を受けたようです。
また、講演の前後を飾るピアノ演奏にも、たくさんの感想が寄せられました。
演奏は器楽科三年の佐藤亜里沙さんで、ドビュッシー作曲「夢想」
「二つのアラベスクより・第二番」でした。

☆ ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品のテーマ「言葉によって新しい理解を!」
ということがよくわかった。『Power of Three』から
それがよくわかったが、『魔法使いハウルと火の悪魔』にもそれは、
ソフィーの魔法など共通するテーマになっているということに驚いた。
これほど、作品中、主体からみる見方と他者からみる見方が違い、
第三者としてそれを客観的にみられる素晴しさに驚いた。
いろいろな側面から物事をみることを学んだ。
もっとファンタジーに興味をもった。(ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品にも!)
(英文4年)

☆ 様々な(三つの)お話について、おもしろいお話をしてくださったのですが、
それには時間が足りなかったようなので、どれか一つ、もしくは二つにして、
もう少し、色々と詳しくお話していただきたかったです。
けれど、どのお話もとても興味深く、特に私は、「体が行動・思考に影響する」
「外見に内面を合わせてしまう」などという意見が心に残りました。
そして、実際、人間はそうであるように思います。髪形を変えたり、
服装を変えてみたり、メイクの仕方を変えてみたりと、人は、
どこかで違う自分に憧れ、変身したいと思う心を持っています。
逆に、その外見に、自分をおさめてしまおうとしてしまうこともあります。
そのような人間の心理をついたこの意見に、私はとても感動しました。
(英文3年)

☆ 一ファンタジーファンとして、子供をもつ親として、楽しく、ためになるお話
ありがとうございました。子供の視点に立つ、ということで、子供の本は
いつもよみかえすたびいろいろな気づきをあたえてくれます。
楽しみながら、いつまでも広い目で世の中や子供達を
見ていきたいと思います。(学外)

☆ 随分と興味深い内容で面白かった。
今回の講演だけではまだ他者の意味が少しわからなかったので、
もう一回くらいして欲しいくらい。
けれど、ハウルの話をやはりもう少し聞きたかった。
先生は飽きてしまっていて申し訳ないけれども。
(音芸1年)

☆ ファンタジーは読んだこともなかったが、多くのメッセージを描くことには
適した方法であり、そのメッセージが、われわれの生活に大いに参考になることに
気づいた。少し読んでみようと思った。
(考え方の転化や転換については、連句における転換を思った。)
(オープン生)

☆ 今までなんとなく、ただ楽しいという理由で読んでいたファンタジーに、
かくされた作者の気持ちがあるとわかって良かったです。
(国際1年)

☆ 西村先生の訳したハウルシリーズが好きだったので、今回詳しくお話を
聞くことができ感激しております。でもハウルに関するお話は、先生も
飽き飽きしていらしたようで、仕方ないですが少し残念でした。
しかし、他の作品についても興味深いお話を聴かせていただき、
嬉しく思います。
(英文3年)

☆ とても魅力的なことばかり聞くことができました。
とてもよかったです。
(英文3年)

☆ 物語背景がわかった。
(英文1年)

☆ 様々な有名小説の伝えようとしているものや児童文学の
狙いが聞けてよかったです。
(英文1年)

☆『魔法使いハウルと火の悪魔』の中の例を使って、他人の立場に立って
物事を見ることを話して下さったのでわかりやすかったです。
児童文学の翻訳に興味を持っているので、西村先生のお話が聞けて嬉しかったです。
私の興味に直接関係していたわけではありませんでしたが。
このGWで、学内で購入した『魔法使いハウルと火の悪魔』を読もうと
思っています。『Power of Love』もおもしろそうだと
思いました。日本語訳になっているものを読んでみたいです。
(英文1年)

☆ 先生の語りは、ファンタジーと他の文化など色々な時代、
慣習、生活がどのような形で関係しているのか? という事を、
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品を例にあげ、その中でも代表的な例を
題材に話してくださり、大変興味が湧きました。また、OHPで見ることのできた
写真や本の表紙が、内容をより理解しやすくしてくれました。
また、私からのジョーンズの魅力だけでなく、西村先生の目からの
ジョーンズの魅力を聞くことができてまた、彼女の世界が広がった気がします。
オープニング&エンディングの演奏が更に素敵さを増しました。
(英文1年)

☆ ものの見方を大きく変えるということなど、普段忘れていることに
気付かせて頂きました。
(英文1年)

☆ ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品で他者からの視点というものが
重要視されていると聞いて、納得できました。オープニングとエンディングに
ドビュッシーを演奏したのは良かったです。
(楽理4年)

☆ 興味深いお話をうかがえました。
英文4年)

☆『魔法使いハウルと火の悪魔』や、他のダイアナ・ウィン・ジョーンズの
本の話がきけてとてもおもしろかったです。
(英文2年)

☆ 物語の中の外角的な見方が知れて楽しかったです。
「こんな見方ができるのか」と再発見できました。
物語を説明して下さるときに図などを使ってほしかったと感じました。
『クレストマンシー』が好きというか読んだことがあったので
扱ってほしかったです。
(英文3年)

☆ とても興味深い内容でした。今期は西村先生の講義がどうしても
とれなかったので、講演会でお話をきけてとてもうれしかったです。
(英文2年)

☆ 私は以前に『魔法使いハウルと火の悪魔』を読んでいましたが、
西村先生の講演で、自分の中になかった解釈が聞けたので新たな発見がありました。
佐藤さんのピアノがとてもよかったです。
(国際2年)

☆ ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品は読んだことはありませんが、
彼女の作品に込めたメッセージ、他者との結びつき、他者から見た自分などを
知る必要があるということを聞きとても読んでみたいと思いました。
とくに『Power of Three』にはとても興味があります。
(日文2年)

☆ とてもよかったです。あのハウルシリーズについてのお話だけでなく、
その他のファンタジー作品やダイアナ・ウィン・ジョーンズの別の作品のことも
知ることができて、とても充実した講演会だったと思います。
実は西村先生がフェリスの非常勤講師だったことを最近知ったばかりで、
私はとても運にめぐまれているなぁ…と心からうれしく思っております。
ピアノ演奏や朗読もよかったです!またこんな会をひらいていただきたいです。
(英文1年)

☆ 今日の講演会で紹介された作品の全てを読んだことはありませんが、
今まで普通に普通の小説として読んでいたものを違う視点から見ること
(読むこと)が少しできたと思います。とても興味深く感じました。
(日文2年)
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