フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
35-2・特集1 前期の活動を振り返る
2006年8月31日発行読書運動通信第35号掲載記事7件中2件目
特集:1・前期の活動を振り返る
特集:2・図書館員のオススメの本
感想文:「永訣の朝・朗読と講義」を聴く
紹介:宮沢賢治の本第3回
 今年度は「宮沢賢治〜イーハトーブの迷宮をぬけて」をテーマに活動しています。
前期の読書運動の授業としては「今年の一冊〜宮沢賢治・異世界を遊ぶ」、
「読書からの発信〜読み聞かせの楽しさ」が開講されました。
   学生主体の企画では、ナビゲーターの先生をお招きしての読書会を6回、
映画会2回、近隣保育園での読み聞かせ会2回、女優・幸田弘子氏朗読会
「朗読の夕べ〜よだかの星ほか」が開催され、多数の参加者がありました。
   図書館による企画としては、ポスターや随想のコンクールを2回開催したほか、
読書運動連携オープンカレッジ公開授業「永訣の朝〜朗読とレクチャー」を
開催しました。また、読書運動通信も5回発行しています。
 活発な活動の成果あって、各イベントは例年にない盛況ですが、アンケートを
見ると、新聞広告やホームページを見て訪れた外部からの参加者のが学生を上回る
こともあるようです。また、図書貸出冊数は、活動開始以来、私大平均の
2.5倍以上を保ちつづけていますが、その伸び率は、やや減速傾向にあります。
読書好きな人ばかりでなく、これまで読書にあまり興味を持ってこなかった人に
向けて、どのような働きかけができるかが、今後の課題といえるでしょう。
 後期は大学祭講演会に宮沢賢治作品の漫画化を手がけている、
ますむらひろし先生をお招きするほか、読書会、創作コンクール、
賢治の世界イメージ展、朗読会、音楽学部連携企画など、盛りだくさんの
イベントを用意して、更に活発に読書推進に取り組んでいきます。
(図書館 事務室)
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