フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
44-1.はじめに
2007年8月31日発行読書運動通信第44号掲載記事6件中1件目
特集:前期の活動を振り返って
お知らせ:後期の活動、大学祭イベント他
紹介:私の好きな児童文学〜第4回
募集:創作コンクール、ザ・表現!他
はじめに
夏休みも終盤になってきました。
課題のまとめに追われたり、忙しくしている人も多いことでしょう。
今年度の読書運動プロジェクトは児童文学に光を当てて活動していますが、
なぜか、学内の皆さんの興味をひきつけるには到らなかったようです。
これは、全学的な傾向として、部活やサークル活動に参加する学生数が
減っていることや、図書館の貸出冊数がやや右下がりに推移していることと
無関係ではないように思えます。
読書習慣は、一朝一夕に身につくものではありません。
読むという行為に慣れないうちは、一冊の本を読み通すのは苦痛なことでしょう。
が、一度読書を通じて未知なる世界との遭遇を体験すれば、そのたまらない刺激に
目を瞠り、次から次へと読みたくなることは必至です。
世の中には手軽に味わえる刺激があふれていますが、苦しみつつも
本を一冊読み通した体験は、一生の宝物になります。
考えていることが上手く言えなかったり、文章を書くときに悩んだりするのは、
実は入力された情報が少ないからだという場合が多いのです。
読む力をつければ、当然入力され蓄積される知識が増え、自動的に、
話したり書いたりといった出力がスムーズになります。
大学時代は読書習慣をつける最後のチャンスです。
生涯の糧となる本たちに、是非出会ってください。
読書運動プロジェクトは、本と学生諸嬢との幸福な出会いを応援しています。
(図書館事務室)
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