フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
2006年度を振り返って6
「これまで」のこと そして「これから」     日本文学科2年 高松彩子
 2年生になり活動に本格的に関わることになった1年でした。
先輩達を見て学ぶことは多く、これからにつなげていくために
自分がするべきことを考えることもあったように思います。
1年生が私しかいなかった昨年度と比べ、今年度は1年生が多く
活動にも幅が出てきました。少人数よりもみんなのスケジュール調整など
大変な面もあったことと思いますが、「みんなでやり遂げる」という
達成感は大きかったと思いました。
今年度は「宮沢賢治」というテーマに惹かれ外部の方も読書会に
来てくださいました。読書会では先生と学生の感想から始まり、
疑問点の追求へと大きな盛り上がりをみせました。
しかし、いまだ学生の参加は読プロメンバーばかりというのが残念でした。
「ポスターを貼る」という主張はしているものの校内のいたるところに
様々なポスターが貼られているため主張不足であると考えられます。
「読書運動プロジェクト」という団体の存在は現メンバーの大半である
日本文学科の学生ばかりではありますが少しずつ認知されてきています。
それでも読書会や講演会への参加が少ない理由の1つには「実施の時間帯」、
またもう1つには「主張不足」があげられると思います。
「実施の時間帯」については、それなりの時間を確保しようと思うと
昼休み、または遅い時間になってしまうためしょうがないと思います。
しかし、「主張不足」については私たち自身で変えていける問題です。
恥ずかしいという思いは生じてしまうかもしれませんが
授業前や授業後に30秒、本当に一言でもいいから主張していく事が
大切だと思います。はじめは「読書会の開催当日の主張」、
たとえその日は来なかったとしても月1回が目標の読書会なので
何度か聞いているうちに「読プロの活動」を知ってもらうことになります。
少しでも慣れてきたらどんなことをするのか、次回はこんな事をしたいという
「読プロの活動予定」も織り交ぜていけるようになれば主張不足の
解消に繋がっていくと私は考えています。
「これまで」読プロの活動を一緒に作ってきた先輩方のいいところを
生かしつつ、次代に受け継いでもらえるような「これから」を作っていく
活動を目標に来年度は活動していきたいと思いました。

大学祭「図書館ウォークラリーのゴール」
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