フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
2004年度を振り返って2
偉そうなことは言えないけれど (日本文学科 3年)
 今年1年の活動は一言で言うと
「出だし好調、終わり失速」でした。
 学内のアンケートも参考にして、一冊の本は
村上春樹の『風の歌を聴け』になりました。
新入生も沢山入り、活動内容は産経新聞にも
取り上げられたりもして、活動は順風満帆に見えました。
 4月、5月は好調に講演会を行いました。
6月のイベントは、学生主体だった為大変でしたが、
そのおかげで、先生・図書館職員の方・先輩・1〜3年生と、
皆で知恵を絞って創り上げることができました。
 6月の企画の後、個人的な我侭により
読書運動プロジェクトを離れることにした事には
悔いが残っています。結果的に、プロジェクトを
引っ張っていかなければならない人間が
不在となってしまったからです。
メンバーには、とても申し訳ないことをしました。
 メンバーは、よくわからないままに仕事を
バトンタッチされ、きっと戸惑ったことと思います。
(フォローして下さった皆様、ありがとうございます。)
それでも、講演会や、夏の合宿、学祭ではウォークラリーに
朗読、読書会と、皆精力的に活動を行いました。
これらは、本当に素晴らしいことだと思います。
図書館の「映画上映会」や「ポーラーエクスプレス」の企画、
座談会も面白かったです。
 来年へ向けての課題は、計画をどのように立てて、
それを実行していくかではないでしょうか。
思いつきで外からゲストを呼ぼうとしても、
まず呼べないのはよくわかったと思いますし、
応急処置的なもの、メンバー自身が楽しめないものでは、
必ず限界が来ます。昨年のプロジェクトも後半失速気味
だったので、その経験を生かそうとしたものの、
今年もあまりうまくいったとは言えません。
集客面でも同じように課題が残ります。
 今年は、反面教師的な部分を多く見せてしまったので、
来年は新しい期待を寄せています。個人の力も勿論ありますが、
横のつながり、縦のつながりもかなりあるのではないでしょうか。
 来年のテーマは「ファンタジー」。見に来る人も、やる人も、
本を通して色んな経験してもらえたらいいな、と思っています。
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