フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
2002-3-8活動報告書 各イベント レジュメ、プログラム
この記事は、2002-3-8から2002-3-9まであります。
「アフガニスタン女性と子どもの写真展」〜戦争で犠牲になるのは子どもたち川崎けい子氏写真展のお知らせ
メッセージ

 20年以上にわたる内戦と、その過程で生み出された武装勢力の支配によって、
おびただしい数の人が殺害されました。家や田畑が焼かれ、道路や病院、学校などの
施設も、水道・電気・電話などのインフラも破壊されました。経済が完全に破綻し、
80%の人が失業しています。
 また武装勢力は、イスラムの名のもとに人々の権利を極端に制限する政策を
強行しています。とくに女性は人としての権利をほとんど全部剥奪されました。
女性だという理由で教育を受けることも、外で働くことも禁止されたのです。
そのため夫や父親など男性の家族を失った「戦争未亡人」などは生計をたてる手段がなくなり、
昼間は路上で物乞いし、夜は非合法の売春をすることを余儀なくされました。
生活のために子どもを売るといった悲劇も実際に起こっています。
 わたしたち日本人がそうであるように、アフガニスタンの人々も、毎日、喜んだり、
悩んだり、怒ったり、泣いたりしながら一生懸命生きています。たった一つの命、
一度かぎりの人生であるがゆえに、死ぬのは恐い、傷つけられたくないと思っています。
 タリバンのような武装勢力同士の戦闘とその苛政のために、たくさんのかけがえのない命、
人生が破壊されました。それでも人々は必死になって生きてきました。ある人々は
アフガニスタン国内で、またある人々は難民となって異国に逃れて。
 そして今、世界でもっとも富んだ国アメリカが、もっとも貧しい国アフガニスタンを
攻撃しようとしています。この攻撃によって、死ぬのはどういう人たちなのか、
さらなる地獄に突き落とされるのはどういう人たちなのか、ぜひとも皆さんに
伝えたいと思い、写真展を計画しています。
(写真展の企画者「オーロラ自由アトリエ」HPより抜粋)

9月30日〜10月5日
大学附属図書館本館2Fにて開催
1999年以来アフガニスタンやアフガン難民の暮らすパキスタンを訪れ、
女性と子供の生きる姿を発信し続けてきたフリーの写真家・映像ディレクター
川崎けい子氏の作品展です。ぜひご覧ください。

写真展を記念して
9月30日(月)16:30〜18:00
キダーホール 川崎けい子氏講演会
「忘れられたアフガン難民の悲劇」
が開催されます。あわせてご参加ください。
(入場無料 どなたでも御自由にどうぞ)
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