フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
2002-5-3活動報告書 学生メンバー感想
読書運動プロジェクト 文学部日本文学科3年 高橋由華
 この一年間、図書館読書プロジェクト学生メンバーの一人として、このプロジェクトに
携わってきました。また、後期はプロジェクトの代表をやらせていただき、
至らない点も多々ありましたが、2002年度の活動を終えることができました。
 読書プロジェクトに一年間関わってきて、学んだことはたくさんあります。前期に
扱っていた、2002年度の一冊の本であるモフセン・マフマルバフ著「アフガニスタンの
仏像は破壊されたのではない、恥辱のあまり崩れ落ちたのだ」からはメディアからは
知ることのできないアフガニスタンの現状を知ることができました。今まで、
恥ずかしながら、アフガン問題をはじめとする、世界で起きている事件に興味を持ち、
自分から学ぼうとしたことはなかったので、半期間かけてこの本をじっくり読み、
そしてアフガンの現状を知ることができたことはとてもよい経験になったと思います。
 後期になってからは、お互いの好きな本を持ち寄り紹介しあう、というスタイルの
読書会を通し、「読書の楽しさ」を再認識することができました。隔週で行っていた
読書会ですが、参加した先生方や学生の持ち寄る本はとても幅広く、日ごろ自分の
読まないジャンルの本や全く知らなかった作家の本など、様々な本に興味を持ちました。
そして、参加者の本が好きな気持ちや本へのこだわりも感じることができとても
楽しい時間でした。実際読書会で紹介された本をその後自分で読んで楽しみ、2倍の
楽しみを味わいました。
 しかし、2002年度は活動1年目ということもあってか、参加者が少なかったことを
とても残念に思っています。2年目以降は活動の幅も広げていき、多くの学生に「読書」や
「図書館」への親しみを感じてもらえるようにしていければと考えています。

 最後になりましたが、この読書プロジェクトを支えてくださった本間先生、
三田村先生、梅本先生、図書館の加藤さん、そしてプロジェクト学生メンバーの
みなさんにこの場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います。
本当にありがとうございました。
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