フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
2007-5活動報告書・学生メンバーの感想-6
2007-5活動報告書・学生メンバーの感想-6 *この記事は1〜8まであります
2007年度活動を振り返って〈日本文学科 2年 平石涼子〉
今年は、『バッテリー』など、児童文学をテーマに取り上げての
活動でした。私は去年からこれらの作品を読んでいたのでとても
楽しかったです。これまで、あさのあつこさんの作品はあまり
読んでこなかったので、一人で読んでいるときは、正直なところ、
ちょっと重たい話だと感じることも多かったのですが、読書会に
参加し、ナビゲーターの先生のお話を聞いたり、皆との意見の
交換をしていくうちに、私が気付かなかった様々な面白さを知る
ことがきたのが一番の収穫です。

 また読書運動プロジェクトでの活動が2年目に入り、去年は完全に
お客さんだった大学祭での活動も経験しました。去年は展示物を
飾ったり見たりするだけでしたが、今年は作るところから参加
出来ました。来場者のほとんどは、読書会にも上映会にも参加した
ことのない人たちです。そんなお客さんに、どうしたら私たちの活動
に興味を持ってもらえるか、楽しんでもらえるのかを考えるのは、
なかなか難しかったです。当事者である私たちは、読書会などの
イベント当日のことを知っているので、簡単な展示だけでも
「あの時は…」「この時は…」と思い返せて楽しいですが、それだけ
では自己満足に終わってしまいます。そうではないお客さんにも、
そのときの内容や楽しさが伝わるようにしたいと思い、私は、
内容だけでなく文字や色にも工夫をするよう、頑張りました。
加えて今年、私は、読書会や映画上映会のポスターを作る係だった
ので、大学祭の時以外にも、特に見る人の興味を考えて背景や
文字の色、大きさを考えるようになりました。去年はなにも考えず
「上手だな」と思ってポスターを見ていましたが、ポスターを担当
するようになって、実はけっこう大変なんだと改めて気付きました。
去年よりも学ぶことの多かった1年ですが、実際には、時間の都合が
つかないことが多く、あまり深く運動に関われませんでした。
今度はもう少し多く参加したいと思っています。
日本文学科 2年 平石涼子
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