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31-6・特集 キャンパスライフにオススメの本-5 |
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2006年4月25日発行読書運動通信31号掲載記事14件中6件目
特集:キャンパスライフ
お知らせ:新年度テーマ・イベント情報・読書会・映画会・コンクール
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『ハリー・ポッターと賢者の石』 J.K.ローリング著 松本裕子訳 静山社
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主人公のハリー・ポッターは、赤ん坊の頃に両親を事故で亡くして以来、
母方の伯母夫妻のダーズリー家に預けられた。そこにはハリーと同年のいとこ、
いじめっ子のダドリーがおり、彼らによって、
ハリーはいつも邪魔者のように扱われていた。
しかし、ハリーが11歳の誕生日を迎えた晩から、彼の世界は一転した。
11年目にして初めて自分の元に届いた手紙と、訪問してきた巨躯の男により、
ハリーは自分が魔法使いであることを知った。
彼は魔法使いの学校に入学し、そこで新しい友人に出会い、
人間の世界では知り得なかった様々なことを学んでいく。
が、楽しい学校生活を送っているうちに、彼は学校に隠された「賢者の石」を知る。
そしてそれを誰かが狙っていることに気づいたハリーは、
友人たちと共に「賢者の石」を守ることとなった。
すでにご存知の方も多いことでしょう。
主人公のハリー・ポッターをはじめとする新米魔法使いたちは、
全寮制の学校の中で、ときには対抗意識を燃やし、
ときには互いを励まし協力しながら学校生活を送っています。
それは私たちとなんら変わらない学校生活です。
その中で彼らは、マグル(魔法世界の言葉で人間世界の意)では
知り得ない知識を身につけ、魔法使いとしての自分と出逢い、
少しずつ成長していきます。
学校というのは、さまざまな出会いの場であると同時に、
新しい自分との出逢いの場でもあります。
私も、日々たくさんの新しいことに出逢い、
色々な発見をしていきたいと思っています。(日文3年柿沼友香)
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