フェリス女学院大学附属図書館読書運動プロジェクト「フェリスの一冊の本」
2004年度20-2・特集 クリスマスにお勧めの一冊-7
2004年12月20日発行読書運動通信20号掲載記事3件中2件目
特集:クリスマスにお勧めの一冊
*この記事は1〜8まであります。
★『マッチ売りの少女』

アンデルセンは童話作家ですから、童話も手にとってみてください。
絵本でもいいですが、原文を読んでみてください。
寒い夜、マッチをすると現れたクリスマスツリー、
という箇所があることから、作品の舞台はクリスマスと思っていた方が
多いのではないでしょうか。
実は、大晦日の夜なんです。
少女は大晦日の夜、団欒の光景の見える窓の外で凍死してしまいます。
新年になって、冷たくなった少女を発見した人々は、
少女の頬に、冷淡な皆の心を変えるような微笑みが浮かんでいるのを見たのでした。
新しい世界へ旅立っていく少女が夢うつつのうちに見たものは、
おばあさんとの「幸せ」な思い出である、クリスマスだったのです。
とても切ないお話ですが、クリスマスが皆さんにとって、
大切な日となりますように!(吉澤 小夏)

三浦)どれも有名な作品ですね。皆さんも一度は読んだことが
あるのではないでしょうか?
クリスマスの夜に読み返してみると、新しい発見があるかもしれません。
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