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● 目的 ●
・学生の読解能力向上を目的とする。学生メンバーを中心に選定された「一冊の本」を通して、読書への意欲を喚起し、全学で興味と関心を共有し、さらなる読書の習慣作りを目指す。
・図書館、図書館運営委員会の教員、学生メンバーを中心に、読書欲をどう刺激し、その楽しさをどう伝えるかを考え、企画、実行する。
・学生提案の授業、関連する講演会・映画上映会・音楽の演奏等により、読書への関心を呼び覚ますこと、さらに、朗読・作曲・演奏によって、「本」から得たものを伝え、感動を分かちあうという試みを地域にまで広げて、読書の喜びの共有をめざす。
・大学時代は読書習慣を身に付けるの最後の機会であるが、それを形成すべく、さまざまな環境と刺激を用意し、あらゆる学びの原点である、文章の読解力を高めることを目的とする。
読書の好きな学生に対しては、さらにその読みを深め、広げられるよう、読書会等で応援していく。
「本」を読むということは、多角的・多義的に「意味」を問い直すことでもある。
本学は、「For Others」という言葉を建学の精神としているが、他者との共生の大切さを理解するには、読書を通じた「他者体験」が欠かせない。
ゲームは一人称の立場でしか発想できないが、読書は何人もの他者に成り代わることができる点に、大きな意味がある。
これまでにも、読書会・朗読会・講演会などを多数開催してきたが、平成18年度からは、読書運動のカリキュラムを開設し、大学を挙げて、読書に真剣に取り組む。
大学の大きな催しも読書への動機付けと捉え、関連する展示・読書感想文コンクールなどを開催する。
また、お勧め本の紹介、開き読みの会など、個々の読書体験を他者へ伝達し、共有していくことの喜びが、更なる読書へのきっきっかけとなるような活動にも取り組む。
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